MENU

否定が肯定に変わるとき②

目次

歳だから仕方ないと思っていた

こんにちは、花町宰です。

前回、私は交通事故による大けがから、

「歩けた」という喜びを取り戻した体験を書きました。

人生を変えるのは、大きな成功ではなく、

小さな肯定の積み重ねなのかもしれない。

そんなことを考えていたとき、私は別の出来事を思い出しました。

長年悩まされた腰痛です。

ある日、腰が悲鳴を上げた

60代後半の頃、私はスーパーで品出しの仕事をしていました。

重い商品を持ち上げる。

しゃがむ。

立ち上がる。

そんな動作を何度も繰り返す仕事です。

ある時期から腰痛がひどくなり、ぎっくり腰に近い状態になることもありました。

痛い。

つらい。

しかし私は、

「もう歳だから仕方がない」

と思っていました。

実際、多くの人がそう考えるのではないでしょうか。

年齢を重ねれば身体は衰える。

痛みが増えるのも当然だ。

私もそう信じていました。

原因は腰ではなかった

そんなとき整体院を訪ねました。

そこで初めて「インナーマッスル」という考え方を知りました。

先生の説明は意外なものでした。

腰が痛いからといって、腰そのものに原因があるとは限らない。

身体の奥にある筋肉が十分働いていないために、

腰の特定の筋肉に負担が集中している場合があるというのです。

私は教わった運動を始めました。

ほんの数分です。

特別なことではありません。

劇的な変化もありませんでした。

けれど私は続けました。

今日もできた。

今日も続けられた。

そんな小さな積み重ねを繰り返したのです。

身体だけでなく心も変わっていた

すると少しずつ変化が起きました。

腰痛が軽くなってきたのです。

さらに腰が痛くなっても、以前ほど慌てなくなりました。

どう対処すればよいかが分かってきたからです。

私はそのとき、うれしさと同時に驚きを感じていました。

身体が変わったからではありません。

私の考え方が変わり始めていたからです。

「もう歳だから仕方がない」

と思っていた私が、

「まだ変われるかもしれない」

と思うようになっていたのです。

70歳を過ぎてからの学び

ところが70歳を過ぎると、再び腰痛に悩まされるようになりました。

正直、がっかりしました。

せっかく改善したのに、また元に戻ってしまったのか。

そんな気持ちになりました。

ところが先生の見立ては違いました。

原因は筋力ではなく、仕事中の身体の使い方にあるというのです。

そこで今度は動作改善の訓練を始めました。

すると少しずつ仕事中の姿勢や身体の使い方が変わり、

腰への負担も減っていきました。

私はここで、さらに大切なことに気づきました。

身体は変わり続ける。

だから必要な工夫も変わり続ける。

若い頃と同じやり方に固執するのではなく、

その時々の自分に合わせて学び直すことが必要なのだと。

老いは衰えるだけではない

以前の私は、老いるとはできないことが増えていくことだと思っていました。

もちろん、それは事実でもあります。

若い頃と同じようには動けません。

体力も落ちます。

しかし今は別の見方をしています。

老いとは、ただ失っていくことではありません。

変化した自分に合わせて工夫すること。

学び続けること。

適応し続けること。

それもまた老いの一つの姿なのです。

私は腰痛との向き合いを通して、そのことを教えられました。

小さな肯定は未来への種

私の腰痛を治してくれたのは、たった数分の運動でした。

誰かに褒められるわけでもありません。

目立つ成果があるわけでもありません。

それでも、今日できた。

今日も続けられた。

そんな小さな肯定の積み重ねが、

身体を変え、心を変え、人生の見方まで変えてくれました。

ココロちゃんの言葉は本当でした。

「できない」が「できる」に変わる瞬間は、ある日突然訪れるのではありません。

その前には、数え切れないほどの小さな肯定が積み重なっているのです。

次回予告

第3章では、長年気にしていた顔のシミを通して学んだ、

「これが私だと受け入れる勇気」

についてお話しします。

小さな肯定は、何かができるようになることだけではありません。

今の自分を受け入れることもまた、大切な肯定なのです。

☞ココロちゃんのオリジナル・メッセージはこちらからご覧いただけます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次