理系と文系──二つの願いが一つの方向へ向かい始める
😀科学への憧れと、心の根源への願い
大学では理系の分野に進みました。
科学的な探求を通して、目に見えない命の本質に触れたい──
そんな願いが私の心の奥にありました。
しかし、当時の学問や時代の空気は、 物質世界と精神世界を分けて考える傾向が強く、
私自身も次第にその思考に染まっていきました。
「物質は物質であり、精神とは違うのではないか」
「目に見えない大いなる何かを捉えるには、文系のアプローチが必要なのではないか」
そんな思いが胸の奥で静かに芽生え始めていました。
人は、自分の中心にある願いに沿わない道を歩くとき、
心のどこかで静かな違和感を覚えるものです。
😎 文系への傾斜──根源への願いが形を変える
受験勉強中に読んでいた光明思想の本は、 私の心を宗教的・精神的な方向へと導きました。
大学に入ると、文系のサークルの先輩や友人の影響で、
日本の歴史、宗教、国際情勢論へと急速に関心が傾いていきました。
科学は物質世界を研究する学問であり、
その先にある精神世界や人類の心の営みには届かない──
当時の私はそう感じていました。
科学的思考が宗教的なものを否定する風潮にも、 どこか抵抗を覚えていたのです。
🎉 科学と宗教は対立ではなく「二つの入口」だった
そんな中で、私は二人の人物に深い共感を覚えました。
- 天才数学者であり、仏教の深い探究者でもあった 岡潔先生
- 医師であり、仏教の求道者で、有機農法を提唱した 梁瀬義亮先生
彼らの姿勢に触れたとき、私は気づきました。
科学的な探求と宗教的な探求は、対立するものではなく、 同じ根源へ向かう二つの入口なのだ。
理系と文系── 二つの願いは別々の方向ではなく、
静かに同じ一点へ向かっていたのだと思います。
🤔社会改革への情熱と、心の世界への沈潜
学生時代の私は、大学を覆っていた共産主義的・反日的な思想に嫌気がさし、
「知行合一」的な気質もあって、学内で伝統擁護の主張をするようになりました。
しかし、暴力革命を標榜する学生たちから排除を受け、 大学そのものが嫌になっていきました。
悩み抜いた末に、私は社会を変えたいと思い、 所属していた団体に就職しました。
失われた日本を取り戻す活動を志したのです。
しかし、上部団体の方向転換により、私の志は宙に浮きました。
その苦しみの中で、私は心の世界へ沈潜し、 祈り、自分を見つめる日々を送りました。
◆ 自己カウンセリングの問い(第2回)
読者の皆様がご自分の心を見つめられるように、「自己カウンセリングの問い」を設けました。
そっとご自分に問いかけてみください。
- あなたの人生で、理系と文系のように「二つの方向」が揺れた時期はありませんでしたか。
- その揺れは、実は同じ根源へ向かうための模索だったのではないでしょうか。
- あなたの心の奥にある「本当の願い」は、どの方向へ向かっていますか。
◆ 次回予告
第3回 社会改革の志と、心の世界への沈潜──人生の大きな転換点
私が社会改革を志し、その後、心の世界へ沈潜していく過程を描きます。
ここは本シリーズの大きな山場となります。
◆ ココロちゃんの原文へのご案内
今回のテーマの原点となったココロちゃんの一言はこちらです。
