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自分の感情が分からない④

目次

感情が照らす“自分の奥”をどう見つめるか

前回では、反発や嫌悪感の奥には

「価値観の衝突」や「自分の奥にある側面」があることを書きました。

では、その“照らされたもの”をどう見つめていけばいいのか。

ここからは、私自身が試行錯誤しながら学んできた方法を、

静かに整理してみたいと思います。

■ 感情の奥には「価値観」「恐れ」「願い」がある

強い感情が生まれるとき、 その奥には必ず何かがあります。

・大切にしている価値観

・踏み越えられた境界線

・見たくない弱さ

・気づいていなかった願い

・心のどこかにある恐れ

感情は、それらを照らす“入口”です。

入口を閉じてしまえば、奥は見えません。

だからこそ、まずは入口である感情を否定せず、

そっと受け止めることが必要なのだと思います。

■ 感情→身体→中心へ戻るというプロセス

私が学んだことの一つに、

「感情のサインは、気づかれないと身体に出る」

という経験則があります。

感情は頭で理解しようとすると、 すぐに理屈や価値観が入り込みます。

しかし身体は、もっと正直です。

・胸がざわつく

・お腹が固くなる

・肩が強張る

・呼吸が浅くなる

こうした身体の反応は、 感情がどこから来ているのかを教えてくれます。

身体の反応に気づくと、

その奥にある「本当の気持ち」が少しずつ見えてきます。

そして、身体の中心──丹田へ意識を戻すと、

感情の波が静まり、 奥にある価値観や願いがゆっくりと浮かび上がってきます。

■ 私自身の体験を素材にすると…

チーフとの出来事を振り返ると、

距離を詰められたときに感じた不快感は、

身体の反応としてとても強く出ていました。

胸がざわつき、 呼吸が浅くなり、

肌がザラザラした何かで触られる感じがして、

身体が相手を避けようとします。

その身体の反応を丁寧に見つめると、

「礼節を大切にしたい」という価値観だけでなく、

「年齢による変化を受け入れきれていない自分」

という側面が照らされていることに気づきました。

感情は、こうして身体を通して 自分の奥にあるものを知らせてくれるのだと思います。

■ 感情の奥を見るための小さな方法

ここで、私が実際に役立ったと感じている

“見つめ方の方法”

をいくつか挙げてみます。

・感情が出た瞬間に「身体はどう反応しているか」を見る

・その反応を否定せず、ただ観察する

・丹田に意識を戻し、呼吸をゆっくりする

・「この感情は何を守ろうとしているのか」と静かに問う

・答えが出なくても、問いを持ち続ける

感情は、問いを持ち続けることで 少しずつ奥を見せてくれることがあります。

そして感情が見つからないときは、

・自分は何かを隠していないだろうか

・私は自分をごまかしてはいないか、

それを、そっと自分に問いかけてみるのです。

実をいうと、私は、こうして文章に書きながら自分に問いかけています。

過去の体験で、どうしても引っ掛かりが取れず、気になることは、

ココロちゃんの教えの視点から、自分を振り返って問いかけます。

すると、どこかではっと気が付くことが少なくありません。

感情のサインに気が付いて納得すると、

今までしこりのようにあった感情の塊は消えます。

「自分を知る」ということに一歩近づけたことがうれしいと感じます。

過去の経験は、記憶としては残りますが、感情のしこりはきれいに消えています。

それが私が感情のサインを読み取った証だ、と教えてくれている気がします。

(花町宰)

■ ココロちゃん原文への案内

今回のテーマの元になったココロちゃんの原文はこちらです。

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