感情は「心のサイン」である
前回、「感情が分からないのは、自分をいつわり、だましているからかもしれない。
あるいは、自分から自分を隠しているからかもしれない。」
というココロちゃんの指摘を紹介しました。
では、感情とはそもそも何なのか。
なぜ、感情を隠すと自分が見えなくなるのか。
ココロちゃんは、こう考えています。
感情は、心のサインである。
感情は、自分を知るための道標である。
怒り、反発、悲しみ、いら立ち──
こうした感情は、ただ「湧いてくる気分」ではありません。
心の奥で何かが起きていることを知らせる、
もっとも正直なメッセージです。
■感情を抑圧すると、心のサインが見えなくなる
前回書いたように、私は長いあいだ
「感情は価値が低い」「感情は悟りに反する」
という暗黙の価値観を持っていました。
そのため、ネガティブな感情が出ると、
それを“持ってはいけないもの”としてやんわりと抑え込み、
あえて見ないようにする癖がついていました。
しかし、感情を抑圧するとどうなるか。
心理学的にはこういう言い方ができます。
抑圧された感情は潜在意識に沈み、 やがて無意識の間に人を操りだす。
そのとき、人は自分を見失う。
繰り返しますが、感情は心のサインです。
サインを無視すれば、 心が何を求めているのか分からなくなります。
■感情は「自分を知るための糸口」
ココロちゃんが率直に感情を語るのは、
感情を「弱さ」ではなく 心の情報として扱っているからです。
感情は、
・自分が何を大切にしているのか
・どこに境界線を引いているのか
・何に傷ついているのか
・何を恐れているのか
・本当は何を願っているのか
──そのすべてを知らせる糸口です。
だからこそ、 感情を否定する価値観を点検し、
サインとして受け取る姿勢が必要なのだと思います。
■ 次号予告
次回は、 強い反発や嫌悪感が生まれるとき、その感情は何を示しているのか について深めていきます。
■ ココロちゃん原文への案内
今回のテーマの元になったココロちゃんの原文はこちらです。
