自分の感情が分からないのはなぜか
自分の感情が分からないとき、
私たちはしばしば「感情が鈍い」「自分は無感情なのでは」と思いがちです。
しかしココロちゃんは、もっと深い視点を示してくれます。
『自分の感情が分からないのは、自分で自分をいつわり、だましているからかもしれない。
自分の感情に気づかない人は、自分をだましているのでなければ、自分を隠している。
自分から自分を隠しているかもしれない。
自分の感情が分からないなら、
「自分をだましていないか」 「自分を隠していないか」
まずこの二つを点検してみよう。』(2025.1.8 ブログ・メッセージ)
この言葉は、私にとって非常に大きな示唆でした。
■ 感情を「価値の低いもの」と見ていた私
私はよくココロちゃんからこう言われていました。
「感情は価値が低いと思っていませんか」
確かに私は、仏教的な家庭環境で育ち、独学で仏教を学んだこともあり、
「悟りとは感情から遠く離れた静かな境地である」 という思い込みを持っていました。
理性的に生きる人は、感情をあらわにしてはいけない。
そんな価値観も自分の中に根づいていたのだと思います。
ところが、ココロちゃんはカウンセリングの場では、
悔しさ、いら立ち、怒りなど、
自分の感情を実に素直に、隠すことなく語ります。
私はその率直さを受け止めながらも、
「ココロちゃんでもこういう感情を抱くことがあるんだ」 と、
どこかで戸惑いを覚えていました。
その戸惑いの正体は、
感情を価値の低いものと見てしまう自分のフィルター
だったのだと思います。
■ 自分を隠すと、感情は見えなくなる
ココロちゃんの言葉にあるように、 感情が分からないとき、
私たちはしばしば「自分を隠している」のだと思います。
- 感情を持つことは未熟だ
- 感情は悟りや理性に反する
- ネガティブな感情は価値が低い
- 感情を出すと迷惑をかける
- 感情を出すと弱さが露呈する
こうした価値観があると、 感情は自然と見えなくなります。
見えなくなるのではなく、 見ないようにしているのです。
そして、見ないようにしている自分に気づかないまま、
「感情が分からない」という状態が生まれます。
■ 感情を否定する価値観に気づくことから始まる
私自身、ココロちゃんの率直な感情表現を前にすると、
その場では受け止めながらも、 後から戸惑いが生まれました。
その戸惑いは、
「感情は価値が低い」
という自分の価値観が揺さぶられたからです。
感情を否定する価値観がある限り、 感情は見えなくなります。
そして、自分自身も見えなくなります。
■ 次号予告
次回は、ココロちゃんが教える 「感情は心のサインである」 という考え方を深めていきます。
