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心を見るということ①

言葉が胸に落ちた瞬間

カウンセリングの報告をしていたある日、

ココロちゃんは私の話を静かに聞き終えると、

まるで部屋の空気を少しだけ澄ませるように言った。

あなたは知識を見ている。心を見ていない。

その言葉は、鋭さよりも静けさを帯びていた。

胸の奥に落ちたその一滴は、

私の視界の奥にある“ものの見方”そのものを揺らした。

人は、誰かの言葉に触れたとき、

それが自分の内側のどこに響くかで、

その後の歩みが変わることがある。

この言葉は、まさにそういう種類のものだった。

(「心を見るということ②」につづく)

(花町宰)

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