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話を聴く⑥

奥にある感情に気づく

話し手がある感情を訴えてこられるとき、

その感情の奥にある別の感情に気づいてもらうことは、とても重要です。

怒りの奥に、実は恐怖が潜んでいるという場合も少なくありません。

人は何かを恐れていると、自分を守るために攻撃的になり、怒りを放ちます。

😣

例えば、子供の帰りが通常よりもすごく遅くなった時、

お母さんはずっと心配して待っていたはずなのに、

子供の顔を見た途端、「こんな時間まで何をしていたのよ」と怒りの言葉が出ることがあります。

子供が誘拐されたり、事故にあったりしていないかと不安で怖かったのです。

それに気が付いていて「お母さんは怖かった」と、自分の感情をつたえてあげれば、

子供は「お母さんにそんなに心配させて悪かった」と素直に思いやすいでしょう。

でも、お母さんが自分の恐怖心に気が付かず、「どうして連絡しなかったの😡」と

怒りの感情で言うと、子供は言い返してきて、けんかになることが少なくありません。

自分の感情に気が付いて、それを話すことで、お互いを理解しあうことができます。

相談者の話を聴くときは、その人の感情の、さらに奥にある感情を探っていくことが、

問題の本質に気づくきっかけになることが少なくないようです。

(「話を聴く⑦」につづく)

(花町宰)

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