奥にある感情に気づく
話し手がある感情を訴えてこられるとき、
その感情の奥にある別の感情に気づいてもらうことは、とても重要です。
怒りの奥に、実は恐怖が潜んでいるという場合も少なくありません。
人は何かを恐れていると、自分を守るために攻撃的になり、怒りを放ちます。
😣
例えば、子供の帰りが通常よりもすごく遅くなった時、
お母さんはずっと心配して待っていたはずなのに、
子供の顔を見た途端、「こんな時間まで何をしていたのよ」と怒りの言葉が出ることがあります。
子供が誘拐されたり、事故にあったりしていないかと不安で怖かったのです。
それに気が付いていて「お母さんは怖かった」と、自分の感情をつたえてあげれば、
子供は「お母さんにそんなに心配させて悪かった」と素直に思いやすいでしょう。
でも、お母さんが自分の恐怖心に気が付かず、「どうして連絡しなかったの😡」と
怒りの感情で言うと、子供は言い返してきて、けんかになることが少なくありません。
自分の感情に気が付いて、それを話すことで、お互いを理解しあうことができます。
相談者の話を聴くときは、その人の感情の、さらに奥にある感情を探っていくことが、
問題の本質に気づくきっかけになることが少なくないようです。
(「話を聴く⑦」につづく)
(花町宰)
