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自分を尊ぶ②

1.他人を尊べないとき

ココロちゃんは、「他を尊べない時は、自分を尊んでいない」とも教えている。

私がアルバイトしているお店に、私が全然尊べなかった年配の男性の社員さんがいた。

仕事をまじめにしているように見えなかったので、私は嫌な人だと思っていた。

彼はある部署の主任だった。

彼が他店へ異動した後、その部署は業績が低迷した。

でもそれは、前任の店長がテコ入れして、彼の部署の成績を伸ばしていたのであり、

店長が異動したのが彼の異動と重なったので、業績が落ちたと思っていた。

2年後、その部署の立て直しのために、その主任さんは戻ってきた。

私の彼への評価は、以前に持った印象がすこぶる悪かったので、低いままだった。

彼の立ち振る舞いを見てイラつき、彼の仕事に関してクレームを述べたこともあった。

すると、別の部署の主任さんが聞きつけて、彼がどんなに優秀で仕事で成果を上げているかを説明しに来た。

それでも、以前の手抜き仕事をしている印象が残っていたので、悪感情を持ち続けていた。

2.夢の中での気づき

ある日の明け方、夢の中に彼が出てきた。

ニコニコした笑顔だった。

彼はものすごく優しい心を持っていた。

彼の優しさが私の胸に飛び込んできて、ストンと腑に落ちた。

そんな一瞬の夢だった。

その時から、私の彼に対する印象がガラリと変わった。

ものすごく優しい心を持った人という目で見始めると、

彼の言動の奥に隠れた優しさに気付くようになった。

一度人に対して下したマイナスの評価が、どれぐらい強いバイアスとなって、

その人を正しく観ることを阻害するものか、よく理解できた。

(「自分を尊ぶ③」に続く)

(花町宰)

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