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心を見るということ③

心を見るとは何か

では、心を見るとはどういうことなのか。

その答えは、最初は霧の中にあった。

知識を脇に置くことは、

暗闇の中で灯りを消すような不安を伴う。

しかし、ココロちゃんは言った。

心は、どんな本より大量の情報が詰まった宝庫だ。

心を見るとは、

相談者の言葉の奥にある揺らぎを感じること。

沈黙の重さを受け止めること。

その人の呼吸のリズムに寄り添うこと。

そして何より、

「その人が今、何を感じているのか」

その一点に、静かに耳を澄ませることだ。

知識は形を教えてくれるが、

心は流れを教えてくれる。

心を見るという行為は、

相手の内側にある“まだ言葉になっていないもの”に

そっと触れることでもある。

(「心を見るということ④」につづく)

(花町宰)

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