寄り添いすぎると“同化”が起きる問題
寄り添いには注意点があります。
相手と重なりすぎると、自分との境界が曖昧になり、
相談者のためにならないのです。
相手の怒りを吸い込むと、自分のほうが怒り出す。
相手の孤独を吸い込むと、自分が苦しくなる。
これは「寄り添い」ではなく「同化」です。
同化が起きると、
相手の状態がそのまま自分の状態になり、
相談が終わっても苦しさが残ります。
まるで、感染症が移ったような状態です。
寄り添いとは、境界を保ちながら理解することであり、
同化とは、境界が消えてしまうことです。
(「寄り添うということ⑤」につづく)
(花町宰)
