社会改革の志と、心の世界への沈潜──人生の大きな転換点
😆 社会を変えたい──若き日の情熱と痛み
学生時代の私は、大学を覆っていた共産主義的・反日的な思想に強い違和感を覚えていました。
「知ることと行うことは一致していなければならない」という知行合一の体質もあり、
学内で、共産主義批判と伝統擁護の主張をするようになりました。
しかし、暴力革命を標榜する学生たちから暴力的な排除を受け、
その経験が重なるたびに、大学そのものが嫌になっていきました。
人は、自分の魂の方向性に反する環境に身を置くとき、 心の奥で静かな痛みを覚えるものです。
悩み抜いた末に、私は社会を変えたいと思い、 所属していた団体に就職しました。
失われた日本を取り戻す活動を志したのです。
🤣志の宙吊り──方向転換と深い喪失感
しかし、上部団体が代替わりに伴い大きく方向を転換し、 私の志は宙に浮くことになりました。
自分の人生を賭けた志が、突然行き場を失う──
その喪失感は深く、重いものでした。
その苦しみの中で、私は心の世界へ沈潜するようになりました。
怒り苦しんだ末に、祈り、自分を見つめる日々を送りました。
外側の世界が閉ざされるとき、 内側の世界が静かに扉を開くことがあります。
☺️ 求道者としての覚醒──魂の願いに気づく
祈りの中で、私は気づき始めました。
政治や社会改革の志士として生きることは、
私の魂の願いではないのではないか。
私の魂は、
心の世界を極める求道者として生きること
を望んでいるのではないか──
その確信が静かに芽生え始めました。
思い定めた瞬間、 次の人生の扉が静かに開いたのです。
😎 精神世界の探求へ──新しい道の始まり
精神世界を解明しようと志す出版社に編集者として就職し、宗教や精神世界の学びを深めました。
しかし、組織が膨らみ管理の仕事が求められるようになると、私は行き詰まりました。
「今世も同じことを繰り返すだけでは、魂の成長がないのではないか」
そんな思いが胸に湧き上がってきたのです。
交通事故にも遭い、体力が激減したこともあり、 その職場は十年で離れることになりました。
🤔 放浪の旅──神社と寺院で聞いた静かな声
体力の回復と新しい人生の仕事を見つけるまでに三年以上かかりました。
その間、私は放浪の旅をしました。
伊勢神宮、松陰神社、霧島神宮、高千穂神社、熊野本宮大社── そして高野山の寺院。
神社やお堂では、祈りの中で神仏の声を静かに聞こうと心を澄ませました。
その都度感じ取った言葉やエネルギーは、 私の人生後半の原点となりました。
宗教的な深みは、言葉だけではなく「気配」として心に宿るものです。
☺️心理学への転換──内側の宇宙を探求する
いくつかの仕事を経験し、成功も失敗も味わい、
やがて心理学の方向へと学びを深めるようになりました。
カウンセリングを学び、自分を見つめつつ、
人が自分を見つめるお手伝いをするようになりました。
外側の世界を変えることよりも、 内側の世界を深く理解することが、
私の魂の願いに沿っていると感じ始めていました。
◆ 自己カウンセリングの問い(第3回)
読者の皆様がご自分の心を見つめられるように、「自己カウンセリングの問い」を設けました。
そっとご自身の心に問いかけてみませんか。
- あなたの人生で、外側の世界が閉ざされた瞬間はありませんでしたか。
- その時、内側の世界が静かに扉を開いた経験はありませんでしたか。
- あなたの魂の願いは、どの方向へ向かっているのでしょうか。
◆ 次回予告
第4回 ココロちゃんとの出会い──魂の中心へ向かう旅の再始動
私がココロちゃんと出会い、 人生の願いが一本の線として統合されていく過程を描きます。
シリーズの核心に入っていきます。
◆ ココロちゃんの原文への案内
今回のテーマの原点となったココロちゃんの一言はこちらです。
「夢は、その人が発したものが、その人に返ってくるものです。
その人自身の思いそのものが夢なのです。」
