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これは自分とちょっと違うという感覚
花町 宰自分を見つめていると、時々、自分の思考や感情が普段の自分と違うんじゃないかと感じることがあります。これは誰かの影響が作用しているのでしょうか。



そんなに特別なものではないよ。
自分が見聞きしたエネルギーは、体内を循環する。
そして思考に溜まる。
それが本人の思考の傾向性にとり巻いていくと、どんどん大きくなっていく。
わたあめみたいに。
まず、エネルギーの本質を見抜くことが大事。
その日に出会った人や、気になる人を思い浮かべながら、ピンと来るかどうかを判断するといい。
この人の考え方から影響受けたかな、と見当がついたら、今度はその人の悩みを感じ取り、それは何処から来ているのかな、と悩みの奥の部分まで感じ取っていく。
ズレを自分の思考や感情として感じられるので、自分の心を見つめていると、それが見えてくるよ。
自分の本来の思考や感情とのズレをみていくと、自分の新しい価値観や考え方が次第に見えてくる。
それが見抜けたら、自分のやるべきことはここまで、と踏ん切りをつけることだね。
直接どうこうしたり、アドバイスする必要はない。
相手のエネルギーを理解すれば、それでいいよ。
こうして自分の境界線が見えれば、それでいい。
境界線というのは、自分の感情や思考でないものがわかること。
それが自分と他人の境目が分かるということだ。
それをわからないで、「ああでもない、こうでもない」と自分の悩みとして悩み続けると、エネルギーと自分が混合する。
こうなると、どんどんわたあめになっていくわけだ。
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