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出来事を変えるより、自分を変える④

目次

第4章 新しい自分を育てる

気づいただけでは人生は変わらない

こんにちは、花町宰です。

ここまで私は、自分を深く掘り下げてきました。

店長に叱られた出来事から始まり、自分の中にある自己判断の癖を見つけました。

さらにその奥には、

「まず自分で何とかする」

という性分があることにも気づきました。

しかし、ここで一つ大切な問題があります。

それは、

気づいただけでは人生は変わらない

ということです。

どれほど深い発見をしても、明日から何も変わらなければ、

人生はこれまでと同じ方向へ流れていきます。

では、どうすればよいのでしょうか。

小さな実践から始める

私は最近、職場で以前より意識していることがあります。

それは、

「まず相談する」

ことです。

以前の私は、

「これくらい大丈夫だろう」

と考えて、自分の判断で進めることが少なくありませんでした。

しかし今は、

少しでも迷ったらチーフや担当者に確認するようにしています。

もちろん、まだ完璧ではありません。

今でも、

「たぶん大丈夫だろう」

と思うことがあります。

それでも、一度立ち止まるようになりました。

この変化は小さいように見えます。

けれども私にとっては、大きな一歩です。

新しい癖を育てる

人は長年かけて身につけた性分を、一日で変えることはできません。

私も長い間、

「まず自分でやる」

という生き方をしてきました。

ですから、その性分がすぐになくなることはないでしょう。

しかし最近は、少し違う考え方をするようになりました。

古い癖を消そうとするのではなく、

新しい癖を育てればよい

のではないかと思うのです。

相談する。

確認する。

一緒に考える。

人の意見を聞く。

そんな行動を繰り返していけば、それが新しい習慣になっていくかもしれません。

家内から教えられていたこと

振り返れば、家内はずっと前から私に教えてくれていました。

「私は何でもあなたと相談したいと思っているのに、どうしてあなたは一人で決めてしまうのですか」

最初は、その意味がよくわかりませんでした。

私は結果さえ良ければよいと思っていたからです。

しかし今なら少しわかります。

人は結果だけで生きているのではありません。

共に考える時間。

共に悩む時間。

共に決める時間。

そうした過程そのものに価値があるのです。

家内は、買い物の内容について怒っていたのではありません。

「一緒に生きる」ということを教えてくれていたのかもしれません。

老いてからの新しい課題

私は長い間、自立を大切にして生きてきました。

自分で考える。

自分で決める。

自分で責任を負う。

それは間違いではなかったと思います。

だからこそ今の私があります。

しかし、老いは新しい課題も与えてくれます。

それは、

共に働くこと

そして、

共に生きること

です。

若い頃には必要なかった学びかもしれません。

けれども今の私には、その学びが必要なのだと思います。

今まであまり育ててこなかった部分だからこそ、そこには大きな成長の可能性があります。

自分を深く掘った先にあるもの

ココロちゃんは、

「自分を深く掘る」

ことを勧めています。

私はその意味を、

欠点探しではないと思っています。

自分を責めることでもありません。

自分の奥にある、本当の課題を発見することです。

今回私は、一つの失敗から、

「共に働き、共に生きる」

という人生の課題を見つけることができました。

それは思いがけない発見でした。

しかし今は、その発見に感謝しています。

なぜなら、そのおかげで進むべき方向が見えたからです。

このシリーズのまとめ

出来事は偶然起きたように見えます。

しかし、その出来事を深く掘ると、自分自身の姿が見えてきます。

失敗も悩みも、自分を知る入り口になります。

今回のシリーズを通して私が学んだことは、とてもシンプルです。

出来事を変えるより、自分を変える。

そして、

自分を変えるためには、自分を深く知ることから始まる。

ということでした。

もし皆さんにも心に残る出来事があるなら、ぜひ一度、その奥を掘ってみてください。

そこには、まだ出会っていない自分自身が待っているかもしれません。

☞ココロちゃんのメッセージ

▼今回のシリーズの出発点となったメッセージはこちら

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