3.自らに問いかける
自分の生命を活かして生きるとは、具体的にはどう生きることなのでしょうか。
そもそも私の個性とは何なんでしょうか。
自分の生命を活かすためには、自分らしさとは何か、自分の個性とは何かと問わざるを得ません。
読者の皆様に、これがあなたの個性ですと誰かが言うことはできません。
それは本人にしかわからないことだからです。
私の個性は、私が発見し発揮するしか、誰も他にはしてくれません。
自分の個性を知るには、私はどう生きたいのか、私は何がしたいのか、
自らに問いかけ、心の深いところから湧いてくる何かを感じ取るしかないものだと思います。
あるいは何かをしているときに、うれしくて仕方ないなら、個性を発揮しているのかもしれません。
そしてこれが自分だと確信したなら、それを貫くことではないかと思います。
貫いた結果、何が起きるかはわかりません。
その途中では、いろいろな挫折や失敗や不幸、あるいは批判もあると思います。
ただ、自分を信じて努力して貫くしか道はないと思います。
自分がやりたいことをやり抜いていく。
これは自分がやるべきだと思ったら、困難を恐れずに向かっていく。
こう生きたいという思いがふつふつ沸いてきたら、その思いに蓋をしないで生きる。
時にはそれが親を失望させたり、それまでの仲間と決別したり、経済的な苦境に陥ったりしても、
自分を信じることをやめないことだと思います。
それが与えられた生命への感謝なら、それを貫く以外にありません。
最終的には外の物差しで自分を図るのではなく、自分の物差しに従って生きることだと思います。
日々、私も問うています。
これが私の本当にしたいことなのか。
これをしていることが、私らしいといえるのか。
私はこれをして、ワクワクしているのだろうか。
そして、それが自分を活かし切っている生き方なのだろうか、と。
(「個性を活かす」完)
(花町宰)
