すべてを受け止める覚悟──揺れの中で自分の中心を選び取る
こんにちは、花町宰です。
ココロちゃんのメッセージ(「すべてを受け止める覚悟」2025.1.14)に、
「何が起きてもすべてを受け止める覚悟を持つことが、願いをかなえる」
という言葉があります。
この短い一文は、単なる前向きな励ましではありません。
不都合や危険、心を揺さぶる出来事までも含めて、
現実を自分の選択として引き受けるという、鋭い意味を持っているからです。
私はその意味を、人生の中で何度も問われてきました。
🧗♂️私が覚悟を問われたとき
その一つが、四十代の「中年の危機」と呼ばれる時期に、
会社を辞めた際のことです。
私はその会社に、自分の理想を託して入りました。
過去を前後際断し、世の中に貢献したいという願いを胸に抱いていました。
しかし年月が経つにつれ、健康面も含めて環境に適応できなくなり、
能力の限界を痛感し、辞めざるを得なくなりました。
辞める瀬戸際で、心は激しく揺れました。
生活の不安、先の見えない恐怖──
その揺れは丹田の奥まで響くほど深いものでした。
しがみつきたい気持ちもありました。
「今の心境は自分の本来の価値観と違う」と思いながらも、
生活への恐怖が私を引き戻そうとしたのです。
☄️初心を原点に覚悟を決めた
そのとき、私は初心を思い出しました。
理想を抱いて入ったあの瞬間の決意です。
自分が自分でない状態で地位や仕事にしがみつくことは、
初心を裏切ることだと気づきました。
私は恐怖を抱えたまま、辞めることへの躊躇を切り捨てました。
その後に訪れた絶望や気力の喪失は深いものでしたが、
「辞めたくない」という未練だけは断ち切れました。
辞職を受け入れる覚悟をしたのです。
この体験を振り返るとき、私は
「覚悟とは、必ずしも揺れない心ではない」
と強く思います。
覚悟とは、揺れる自分を否定しないことです。
恐怖があっても、迷いがあっても、心が右へ左へ揺れ動いても、
その揺れを自分の一部として受け止めること。
そのうえで、自分の中心──丹田の願い──を選び取ること。
それが覚悟の本質なのだと思います。
🌤️覚悟は成長を促す
覚悟の度合いは、その後の成長の速度を決めると思います。
もし中途半端にしか覚悟ができず、向き合う度合いが30パーセントなら、
ブレーキを踏みながら進む車のように、成長はゆっくりになるのではないでしょうか。
ただし、変化のスピードは個性の一部であり、誰も同じではありません。
焦る必要はないと思います。
ただ、すべてを受け止める覚悟を持つと、人生の流れは加速します。
吉田松陰先生が短い生涯であれほどの影響力を持ったのは、
常に極限の状況をも受け止める覚悟を持って生きられたからでしょう。
覚悟とは、丹田の願いを通すための心の姿勢なのだと思います。
そして、試練のときこそ、ココロちゃんの言葉は鋭く心に響きます。
「すべてを受け止める覚悟を持つのは、自分自身の意志だよ。」
その言葉は、今も私の心にカツを入れ続けています。
☞次回のご案内
次回は、「受け止めるとはどういうことか」を、もう少し具体的にかみ砕いてお話ししたいと思います。
☞ココロちゃんのメッセージ「すべてを受け止める覚悟」の原文はこちらです。
