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ココロちゃんの言葉はなぜ人生を変えるのか⑦

目次

最終回 ココロちゃんの言葉はなぜ人生を変えるのか

はじめに

こんにちは、花町宰です。

このシリーズでは、「裏切りと育み」というココロちゃんのメッセージを入り口として、

私自身の人生を振り返ってきました。

深い裏切りを経験したとき、

私はそのメッセージによって恨みに心を支配されずに済みました。

では、なぜそのようなことが可能だったのでしょうか。

その答えを探るため、私は二十代から五十代までの自分を振り返ってきました。

正義で人を見ていた二十代。

上下で人を見ていた三十代。

挫折を経験した四十代。

自己解体を経験した五十代。

そして、人は変わる存在であるという確信に至った歩み。

それらを振り返った今、私は改めて考えています。

なぜココロちゃんの言葉は人生を変える力を持つのでしょうか。

若い頃の私は答えを求めていた

振り返ると、若い頃の私は常に答えを求めていました。

何が正しいのか。

どう生きるべきなのか。

何を信じればよいのか。

私はいつも確かな答えを探していました。

だから本も読みました。

宗教も学びました。

さまざまな思想にも触れました。

それらは私に多くのことを教えてくれました。

しかし今思うのです。

本当に私を変えたのは、答えそのものではなかったのではないかと。

教えられたのではなく、見方が変わった

ココロちゃんとの長い対話を振り返ると、

私は何か特別な知識を与えられたわけではありません。

新しい理論を教わったわけでもありません。

人生の答えを与えられたわけでもありません。

そうではなく、

ものの見方が変わった

のだと思います。

人を見る見方が変わりました。

自分を見る見方も変わりました。

人生を見る見方も変わりました。

そして見方が変わると、同じ現実が違って見えてくるのです。

自分を裁くことから始まる苦しみ

かつての私は、人を裁いていました。

正しいか間違っているか。

優れているか劣っているか。

成功しているか失敗しているか。

その基準で人を見ていました。

しかし今振り返ると、その視線は他人だけでなく、

自分自身にも向けられていました。

私は自分を裁いていたのです。

もっと立派でなければならない。

もっと成功しなければならない。

もっと認められなければならない。

そうやって自分自身を追い込み続けていました。

だから苦しかったのだと思います。

自分を受け入れると人への見方も変わる

転機になったのは、

自分の見たくない部分を受け入れ始めたことでした。

優越感のある自分。

劣等感を抱く自分。

承認を求める自分。

嫉妬する自分。

傷つきやすい自分。

そうした自分を認めるようになると、不思議なことが起きました。

人を見る目が変わったのです。

自分にも弱さがある。

ならば他人にも弱さがある。

自分も失敗する。

ならば他人も失敗する。

自分も成長の途中にいる。

ならば他人も成長の途中にいる。

そう考えるようになりました。

人は変わるという希望

私がココロちゃんから学んだ最も大きなことの一つは、

人は変わる

ということです。

人は固定された存在ではありません。

今の姿がすべてではありません。

苦しみの中にいる人も変わる可能性があります。

失敗した人にも可能性があります。

そして自分自身も変わり続けます。

私は実際に多くの変化を見てきました。

他人の変化も見ました。

自分自身の変化も経験しました。

だから今では、

人を現在の姿だけで判断することができません。

その人の中にある未来の可能性も含めて見るようになったのです。

「裏切りと育み」が教えてくれたこと

そう考えると、「裏切りと育み」という文章も違って見えてきます。

私はかつて、この文章は許しについて書かれていると思っていました。

しかし今は少し違うように感じています。

この文章は、

人を固定しない見方

について語っているのではないでしょうか。

裏切った人も、それで人生が終わるわけではありません。

私自身も、それで人生が終わるわけではありません。

人は変わります。

人生は続きます。

だから育みという視線を失わない。

私は今、そのように理解しています。

そして、この見方こそが私を恨みから自由にしてくれたのだと思います。

ココロちゃんの言葉は種なのだと思う

シリーズを書きながら、私はあることを考えていました。

ココロちゃんの言葉は、答えではないのかもしれません。

むしろ種なのではないでしょうか。

最初は小さな種です。

すぐには意味が分からないこともあります。

受け入れられないこともあります。

しかし年月をかけて心の中に根を張り、ある日突然、その意味が見えてくることがあります。

私にとって「裏切りと育み」は、まさにそのような言葉でした。

出会った時にも力がありました。

しかし本当の深さが見えてきたのは、それから十年以上も経った後だったのです。

おわりに

私はこのシリーズを通して、自分自身の歩みを振り返ってきました。

そして改めて感じています。

ココロちゃんの言葉が人生を変えるのは、立派な教えだからではありません。

正しい理論だからでもありません。

その言葉が、人を見る見方を変え、自分を見る見方を変え、

人生を見る見方を変えるからではないでしょうか。

私自身、「裏切りと育み」という言葉によって救われました。

そして今になって、その言葉の深さをより理解できるようになった気がしています。

もしこのシリーズが、読んでくださった方にとって、

自分自身や身近な人を見る新しい視点につながるなら、これほど嬉しいことはありません。

シリーズを終えて

「ココロちゃんの言葉はなぜ人生を変えるのか」

第1回から最終回までお読みいただき、ありがとうございました。

振り返れば、このシリーズそのものが、

私自身にとってココロちゃんの言葉を再発見する旅でもありました。

そして改めて思うのです。

人生を変えるのは、出来事そのものではないのかもしれません。

その出来事をどう見るか。

そして、人をどう見るか。

また、自分をどう見るか。

その見方が変わった時、人の人生は静かに、

しかし確かに変わり始めるのだと思います。

☞元になったココロちゃんのメッセージ

▼このシリーズの出発点となったココロちゃんのメッセージはここからご覧いただけます。

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